昨今の新型コロナウイルス、高病原性インフルエンザの猛威などからも明らかなように、病原性ウイルス・細菌による感染症は未だ、ヒトの健康維持における圧倒的脅威となっています。その点、最強で最善の予防・治療手段であるワクチンの開発が、感染症の克服に向けての鍵となっているものの、ワクチンの存在しない感染症や、ワクチンが存在しても効果が不十分なものも多数存在しています。
我々は、薬物送達学や安全科学・毒性学といった薬学的観点から、「強力なワクチン効果」は当たり前で、老若男女が安全・安心に接種できるワクチン開発を目指しています。現在は、インフルエンザウイルス、エンテロウイルス、サイトメガロウイルスを含めた様々な感染症に対するワクチン開発を目指し、1)副反応の低減したmRNAワクチンの開発、2)経鼻ワクチンの開発、3)構造ワクチン学による最適な抗原設計、4)抗体産生持続型ワクチンの開発などを進めています。さらに、がんに対するmRNAワクチンの開発にも着手しています。特に、ワクチン開発のリーディングカンパニーである一般財団法人 阪大微生物病研究会との強固な連携のもと、10年後のワクチンを本気で創ることを目標としています。
<詳しい内容は「研究内容」をご覧下さい>
ワクチン創成プロジェクトは、大阪大学大学院薬学研究科の協力分野(創薬ナノデザイン学分野)になっています。薬学研究科の大学院入試を受験し、薬学研究科の学生として、我々と共に研究することになります。
興味のある人は、
吉岡靖雄 y-yoshioka%biken.osaka-u.ac.jp <%は@に変えてください>
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研究室Webサイトをリニューアルしました。
2025年1月から更新できてませんでしたが、HPのフォーマットも刷新し更新しました。
河合惇志さん(2023年3月に博士後期課程を修了)、清水太郎さん(特任講師)が筆頭著者の論文がMol Therに公表されました。
河原永悟さん(2024年3月に博士後期課程を修了)が筆頭著者の論文がNPJ Vaccinesに公表されました。
本田昂湧さん(学部5年)が、第28回日本ワクチン学会・第65回日本臨床ウイルス学会 合同学術集会(10月)において若手奨励賞を受賞しました。
共同研究の論文がMol Pharmに公表されました。
本田昂湧さん(学部5年)、國島勇太さん(一財)阪大微生物病研究会)が、第40回日本DDS学会学術集会(7月)において、優秀発表賞(口頭)を受賞しました。
河合惇志さん(2023年3月に博士後期課程を修了)、野田雅寛さん(2022年3月に学部卒業)が筆頭著者の論文がACS Nanoに公表されました。
千福航太さん(博士課程4年)が、日本薬剤学会第39年会(5月)において、最優秀発表者賞を受賞しました。
共同研究の論文がAm J Physiol Renal Physiolに公表されました。
河合惇志さん(2023年3月に博士後期課程を修了)が筆頭著者の論文がBiochem Biophys Res Communに公表されました。